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銀歯が引き起こす金属アレルギーの症状とは?~セラミックで美しく健康な歯を~

皆さん、こんにちは。
品川区 不動駅前の「不動前さくら歯科クリニック」です。

 

皮膚科に通ってもなかなか治らない皮膚のかゆみにお悩みの方は、銀歯を起因とする「歯科金属アレルギー」を発症している可能性があります。
むし歯の治療で使用した銀歯が金属アレルギーを引き起こすことで、全身にかゆみなどの症状があらわれているのかもしれません。

 

今回は、銀歯による金属アレルギー症状を説明し、非金属素材であるセラミックのメリットについてご紹介します。

 


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四方田 拓 院長
四方田 拓 院長

四方田 拓 院長

●2004年 日本歯科大学歯学部入学
●2010年 日本歯科大学歯学部卒業
●同年 日本歯科大学附属病院にて研修医
●2011年 日本歯科大学附属病院総合診療科入局(防衛省共済組合歯科室に2年間出張)
●2017年 日本歯科大学附属病院退職
●2017年 飯田橋内科歯科クリニック勤務
●2018年 同院院長就任
●2019年 飯田橋内科歯科クリニック退職


医院名:不動前さくら歯科クリニック
所在地: 〒141-0031
東京都品川区西五反田4丁目29-14 2F



 

 

歯科の金属アレルギーであらわれるさまざまな症状


もしも、金属アレルギーの原因が銀歯なのであれば、症状は「お口の中」にあらわれるはずであるとお考えになるかもしれません。
しかし、歯科金属アレルギー症状はお口の中だけにとどまりません。
歯科金属アレルギーと診断された方で、お口に症状があらわれたのは全体の2.3%だけで、ほとんどの方は全身に症状があらわれています

 


(参考:厚生労働省-資料6-1 歯科金属アレルギーと医科歯科連携〈佐藤真奈美委員〉) >

 

いったいどのような症状があらわれているのでしょうか。
「お口の中」と「皮膚の症状」、「全身の症状」の3つに分けて紹介します。

 

お口の中の症状


確率は少ないとお伝えしましたが、お口の中に症状があらわれることもあります。
お口の中がピリピリとしたり、銀歯の周囲に赤みや腫れが見られるケースもあります。
また、

・口内炎
・口唇炎
・口角炎
・舌炎
・唇や口元が腫れたりかぶれたりする

などが繰り返し発生することがありますので、症状にお心当たりのある方は、歯科を受診されることをおすすめします。

 

皮膚の症状

金属が体内に吸収されることで、手や足、全身などに湿疹やかゆみが発生することがあります。
アトピー性皮膚炎のような炎症や、水ぶくれや膿が手のひらや足の裏にできる「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」を発症するケースもみられます。
掌蹠膿疱症は、よくなったり悪くなったりをくり返すこともある皮膚疾患の一つです。

 

全身症状


歯科金属アレルギーは、場合によっては、慢性的な疲労感や頭痛、首や肩の凝りや痛みなど、身体全体の健康に影響をおよぼすこともあります。
銀歯を入れてから症状が出るまでの年数には個人差があるため、これらの症状が「銀歯が原因」であると考える方は少なく、多くの場合、その原因は特定されないままになっているようです。

 

 

金属アレルギーが生じる理由

なぜ?銀歯が金属アレルギーの原因となるのでしょうか?

 

特定の金属は、汗や唾液によって溶けて金属イオンとなります。
身体がそれを異物とみなして反応し、金属アレルギーの症状を引き起こします。

 

銀歯は、アレルギーの原因となる金属を含んでいる場合があり、銀歯を長期間装着することで、アレルゲンが体内に蓄積し、金属アレルギーの症状を発症します。
また、金属アレルギーは「遅延型アレルギー」ともいわれており、原因となる物質が体内に入ってから症状が出るまでに時間がかかるという特徴があります。

 

銀歯とは?


銀歯は、日本において保険診療の対象となる素材です。
その強度から、奥歯にも使用できるため、これまで歯科治療で広く利用されてきました。

 

銀歯は「金銀パラジウム合金」という金属の混合物で作られており、主な成分には以下のものが含まれています。

・パラジウム
・銀
・金
・銅

これらの成分の中でも、特にパラジウムや銅はアレルギーの原因となることが知られています。

 

 

金属アレルギーを発症したときの治療法

まず、金属アレルギーの有無や原因となっている金属を特定するために、皮膚科などでパッチテストを受けましょう。
原因が、お口の中の銀歯である場合は、銀歯を除去することが必要です。

 

原因である銀歯を取り除きメタルフリーの素材に変える

金属アレルギーの原因である銀歯を取り除き、メタルフリーの素材に変える治療を行います。
メタルフリーの素材には、さまざまな種類があります。
お口の状態や患者さんのご希望をおうかがいしますので、どの素材にするかをご一緒に考えましょう。

 

定期的な通院で経過を観察する

銀歯を除去しても、すぐに症状が改善することは少ないといわれています。
定期的な通院を続けていただき、経過観察を行います。

 

 

メタルフリー素材「セラミック」に変える4つのメリット

セラミックとは、陶器を歯科用に強化した素材のことです。

 

銀歯を除去して、金属を含まないメタルフリーの素材であるセラミックに変えることで得られる4つのメリットをご紹介します。

 

金属アレルギーの発症リスクを抑えらえる

セラミックは、金属が一切使用されていないので、金属アレルギー発症リスクを抑えることができます。

 

むし歯の再発を軽減できる


大人の方のむし歯に多いのは「二次むし歯」です。
二次むし歯とは、むし歯の治療に使われている詰め物や被せ物の裏側にできるむし歯のことです。

 

二次むし歯は、詰め物や被せ物のすき間に細菌が入り込み、感染が広がることで発生します。
銀歯は、金属でできているので温度の変化によって収縮や膨張を繰り返します。
熱いものや冷たいものを摂取すると、銀歯が微妙に動き、歯と銀歯の間にすき間が生じてむし歯菌が入り込みやすくなるのです。

 

一方で、セラミックは経年劣化による変形がほとんどないため、歯との間にすき間が生じにくく、むし歯菌が侵入しにくい素材です。
その結果、むし歯の再発リスクを軽減することができます。

 

このむし歯の再発率が極めて低くなる事が、セラミック治療の最大のメリットになります。
当院では、平均毎月40症例以上セラミック治療を行っておりますので安心してお任せください。

 

汚れや変色が少ない

銀歯は金属であるため、酸化によって変色や劣化することがあります。
対して、セラミックは着色しにくいため、メンテナンスを行うことで、長期間にわたって美しい状態を保つことが可能です。

 

また、セラミックの表面はツルツルしているため汚れが付着しにくく、ついても落としやすいという特徴があります。

 

目立ちにくい

銀歯は、口を開けたときに目立ちやすい点を気にされる方もいます。
一方、セラミックは天然の歯に近い色調や透明感を持っているため、自然で美しい仕上がりが期待できます。

 

 

不動前さくら歯科クリニックのメタルフリーの素材

メタルフリーの素材にも種類があり、適応できる場所や強度などに違いがあります。
また、審美治療は、自由診療となるため費用負担が大きくなる傾向にあります。

 

当院でご用意しているメタルフリーの素材を3つ紹介します。

 

1.オールセラミック


「オールセラミック」は、すべてセラミックだけで作られている素材です。
自然な見た目に仕上がり、周りの歯と調和しやすいという特徴があります。
また、摩耗や劣化が少なく、長期間にわたって使用できます。
しかし、強い衝撃が加わると割れる可能性があるため、強い力がかかる奥歯には適していません。
特に、見た目の美しさが重視される前歯や、金属アレルギーが心配される場合におすすめの素材です。

 

2.ジルコニアセラミック

ジルコニアは歯科素材の中でも特に強度が高く、噛む力が強くかかる奥歯などに適しています。
また、金属を使用しないため、メタルフリー治療を希望する方にもおすすめです。
オールセラミックほどの透明感は再現しにくいものの、色調を調整することで周囲の歯と調和させることが可能です。

 

3.ハイブリッドセラミック

「ハイブリッドセラミック」は、セラミックと歯科用プラスチック(レジン)を組み合わせた素材です。
セラミックの硬さとプラスチックの柔軟性を兼ね備えた素材で、セラミックほどの透明感はありませんが、自然な噛み心地を再現できる点で注目されています。
また、オールセラミックやジルコニアと比較すると、費用を抑えることができるのも特徴です。

 

経年劣化によって表面が擦り減ったり変色したりすることがありますが、天然の歯に近い白さを再現できる審美性の高い素材の一つです。

 

 

不動前さくら歯科クリニックの審美治療の特徴

当院で行っている、審美治療の特徴を紹介します。

 

拡大鏡やマイクロスコープの活用


治療の精度と安全性を高めるために、拡大鏡やマイクロスコープを活用した審美治療を行っております。
拡大鏡やマイクロスコープにて、肉眼の最大5~20倍に視野を拡大できる精密機器で、暗い口腔内もライトで照らしながら、実際に目で確認しながら治療することが可能です。

 


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メンテナンスの充実

当院では、審美治療が終わったあとも、美しく清潔なお口を維持させるために、メンテナンスを充実させています。

 

セラミックは長期的に美しさを保つことができる素材ですが、ご自身で行うお口のケアでは落とせない汚れを取り除くためにも「歯科のクリーニング」をおすすめしています。
また、強い衝撃で気づかないうちにヒビが入っている場合もありますので、3ヶ月~半年に1回くらいの頻度で定期検診にお越しください。

 

 

金属アレルギーが心配な方は「セラミック」で身体にやさしい歯科治療を


東急目黒線「不動前駅」徒歩から1分の歯医者「不動前さくら歯科クリニック」では、銀歯による金属アレルギー症状が気になる方に、セラミック治療をおすすめしています。
セラミック治療は、美しい見た目を保つためだけではなく、金属アレルギーの発症を抑えることができる身体にやさしい治療です。

 

患者さんのお身体やお口の状態、ライフスタイル、ご予算などに合わせて、最適な治療をご提案いたします。
金属アレルギーが心配な方や、目立ちやすい銀歯を白い歯に変えたい方も、ぜひご相談ください。

 


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