型取りが苦手な方へ|口腔内スキャナーで負担の少ない歯型採取しませんか

「歯医者の型取りが苦手……」と思ったことはありませんか。
粘土のような材料をお口の中に入れて数分待つ歯型採取は、歯科治療の中でも苦手意識を持つ方が多い処置の一つかもしれません。
こうした型取りの負担を軽減する方法として、近年、注目されているのが、当院でも導入している「口腔内スキャナー」です。
今回は、歯医者での型取りが苦手と感じている方に向けて、口腔内スキャナーの特徴やメリットについて詳しく解説いたします。
四方田 拓 院長
●2010年 日本歯科大学歯学部卒業
●同年 日本歯科大学附属病院にて研修医
●2011年 日本歯科大学附属病院総合診療科入局(防衛省共済組合歯科室に2年間出張)
●2017年 日本歯科大学附属病院退職
●2017年 飯田橋内科歯科クリニック勤務
●2018年 同院院長就任
●2019年 飯田橋内科歯科クリニック退職
医院名:不動前さくら歯科クリニック
所在地: 〒141-0031
東京都品川区西五反田4丁目29-14 2F
Contents
口腔内スキャナーなら負担を抑えた歯型採取ができる

歯科治療では、詰め物・被せ物やマウスピースなどを製作する際に、歯型の採取が必要になります。
歯の形やかみ合わせの状態を的確に記録することで、患者さんのお口にフィットする装置や修復物の製作ができるのです。
従来は、シリコンでできたガムのような材料をお口の中に入れて歯型を取る方法が一般的でした。
この方法は現在も広く行われていますが、人によっては負担を感じることがあるかもしれません。
そこで、近年は、歯科医療のデジタル化が進み、カメラで歯をスキャンして歯型を記録する方法が活用されるようになりました。
このような方法に用いられるのが、口腔内スキャナーです。
口腔内スキャナーは、小型カメラをお口の中に入れて歯を撮影し、その情報をコンピューター上で立体データとして再現する装置です。
歯の表面をなぞるようにスキャンしていくことで、歯並びやかみ合わせの状態を細かく記録することができます。
歯医者の従来の型取りが苦手と感じる理由

従来の歯型採取は多くの歯科治療で必要になる処置で、特に苦手と感じたことはないという方も少なくありません。
しかし、その一方で、歯医者が苦手だと感じる理由の一つとして「型取りがちょっと……」と思い当たる方も少数ではないようです。
従来の型取りの処置も、それほど長時間にわたるものではないのですが、お口の奥まで器具を入れるということから不快感を覚える方もいらっしゃるのでしょう。
そもそも、どうして従来の型取りが苦手と感じるのか、その理由について見ていきましょう。思い当たる理由があるか、確認してみてください。
嘔吐反射が出やすい体質だから
型取りでは、歯型取りの材料を入れたトレーをお口の中に入れます。
このトレーが喉の奥に触れることで、反射的にオエッとなる嘔吐反射が起こることがあります。
嘔吐反射は、身体を守るためにあらわれる自然な反応です。
息苦しさを感じることがあるから
型取りの材料は、固まるまで数分間お口に入れておく必要があります。その間に息苦しさを感じる方もいらっしゃいます。
問題ない方も多いのですが、中でも「鼻呼吸が苦手な方」や「緊張しやすい方」は、特に不安を感じやすいといわれています。
口腔内スキャナーには、どんなメリットがある?

口腔内スキャナーを使用することの、おもなメリットは次のとおりです。
・型取り材を使わないため、不快感が少ない歯型採取ができる
・モニターでお口の状態を確認しながら説明を受けられる
・修復物などの製作がスムーズになり、治療時間の短縮につながる
口腔内スキャナーは、小型カメラで歯を撮影し、歯の形やかみ合わせの状態を立体的なデータとして記録する装置です。
従来のように型取り材をお口の中に入れる方法と比べて、不快感が少ないのが特徴です。
また、取得したデータはモニターで確認できるため、お口の状態を視覚的に説明しやすくなるという特徴があります。
ただし、治療内容やお口の状態によっては、追加で従来の型取りが必要になることもあります。嘔吐反射が強い方は、歯科医師と相談しながら治療の進め方を選択していくとよいでしょう。
口腔内スキャナーでできることとは?

口腔内スキャナーによってできることをご紹介します。
モニターでお口の状態を確認できる
スキャンした歯のデータは、モニターに立体画像として表示されます。
歯並びやかみ合わせの状態を画面で確認できるのも、口腔内スキャナーを導入している歯科医院の特徴です。
歯科医師だけでなく、患者さんご自身も画面を見ながらお口の状態を確認することができます。
お口の中は、普段ご自身では見ることが難しい部分です。
口腔内スキャナーの画像を確認することで、歯の裏側やかみ合わせの状態なども具体的に把握しやすくなります。
わかりやすい説明を受けられる
口腔内スキャナーで取得した歯の情報は、デジタルデータとして記録され、詰め物・被せ物などの修復物や、マウスピースなどの装置を製作する際に活用されます。
歯の状態を視覚的に確認できることで、どのような治療が必要なのか、どのような方法が選択できるのかといった説明もわかりやすくなります。
修復物の製作時間の短縮につながる
口腔内スキャナーで取得した歯のデータは、技工所へ送信したり、院内で修復物の設計や製作に活用したりできます。
従来のように模型を作成して配送する工程が減ることで、詰め物や被せ物などの修復物の製作がスムーズに進みます。
その結果、修復物が完成するまでの期間が短くなり、患者さんの通院回数や待ち時間の軽減につながる場合があります。
口腔内スキャナーが使われるおもな歯科治療
口腔内スキャナーで取得した精密なデータは、
・詰め物・被せ物の製作
・矯正治療(マウスピース矯正)
・マウスピース製作(ナイトガードやスポーツ用マウスガードなど)
・インプラントの設計
など、さまざまな歯科治療で活用されます。
ここでは、口腔内スキャナーが使用される代表的な治療について紹介します。
詰め物・被せ物の製作

むし歯の治療や審美治療では、歯を削ったあとに詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着することがあります。
これらの修復物を作るためには、歯の形やかみ合わせを的確に記録する必要があります。
口腔内スキャナーを使用すると、歯の形状をカメラで撮影しながらデータとして取得することが可能です。
撮影したデータはコンピューター上で立体的な歯の形として再現され、修復物の設計に利用されます。
また、周囲の歯との位置関係やかみ合わせの状態も確認できるため、精密な修復物の製作に役立つ情報となります。
マウスピースの製作

歯科医院では、歯型をもとに、さまざまなオーダーメイドのマウスピースを製作しています。
歯ぎしりや食いしばり、顎関節症の対策として使用する装置や、スポーツ時に歯を守るための装置など、目的に応じて異なる種類のマウスピースが作られます。
これらの装置は、歯列にしっかりフィットすることが重要です。
歯ぎしり・食いしばり対策のナイトガード

睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に強い負担をかけることがあります。その対策として使用される装置がナイトガードです。
ナイトガードは歯列に合わせて製作される装置で、歯にかかる力を分散させる目的で使用されることがあります。
スポーツ用マウスガード

スポーツ時の衝撃から歯や顎を守る目的で使用される装置が、スポーツ用マウスガードです。
市販の製品もありますが、歯科医院では歯型をもとに製作するオーダーメイドのマウスガードをご用意できます。
歯科でつくるマウスガードは、しっかりと歯列に合わせて設計されるため、お口にフィットした仕上がりにすることが可能です。
お一人お一人のお口に合ったマウスガードを使用することはケガの防止だけでなく、パフォーマンスの向上への影響が期待できるともいわれています。
インプラント治療の診断や設計

口腔内スキャナーで歯や歯ぐきの形をデータとして取得すると、歯の位置や歯ぐきの形、かみ合わせの状態などを細かく把握できます。
これは、インプラントを入れる位置や周囲の歯とのバランスを検討する際にも役立つ情報です。
さらに歯科用CTの3D画像と組み合わせることで、顎の骨の高さや厚みなども含めてお口の状態を立体的に確認できます。
こうした情報をもとに治療計画を立てることで、顎の骨の状態や周囲の歯とのかみ合わせを確認しながら、安全性の高いインプラント治療を行うことができるのです。
口腔内スキャナーによる負担の少ない歯型採取なら当院へ

歯科治療では、患者さんの身体的な負担だけでなく、心理的な不安やストレスを軽減することも大切です。
歯医者が苦手と感じる理由の中には、型取りの不快感が影響していることもあります。
そのため、歯科クリニックでは、治療の精度だけでなく、患者さんが安心して受診しやすい診療環境を整えることも重要です。
当院では、口腔内スキャナーをはじめとする先進的な機器の導入に力を入れています。
口腔内スキャナーのほかにも、マイクロスコープや歯科用CT、歯科麻酔用電動注射筒などの設備を導入し、精密な診療と患者さんへの負担に配慮した治療に取り組んでいます。
歯科治療について気になることがありましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。




