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子どもの歯をむし歯から守るために~今からできる3つのポイント~

皆さん、こんにちは。
品川区 不動駅前の「不動前さくら歯科クリニック」です。

 

子どものむし歯は年々減少しています。

 

子どものむし歯が減っている原因として、保護者の方の意識と行動の変化があげられるでしょう。
お子さんの歯科の定期検診の受診状態を見ると、 1~4歳では68.7%、5~9歳で84.4%、10~14歳でも88.6%の子どもが、「1年間に歯科検診を受けましたか」という質問に「受けた」と回答しています。
このことから、多くの保護者の方がお子さんを歯科の定期検診に連れてきていることがわかります。


(参考:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」p32 表26) >

 

 

とはいえ、学校健診で指摘される最も多い病気はむし歯です。
乳歯はむし歯になりやすく、進行も早いといった特徴があります。
乳歯がむし歯になると後で生えてくる永久歯にも悪影響を与える恐れがあるため、子どものうちから予防ケアをしっかり行うことが大切です。

 

今回は、お子さんの歯をむし歯から守るために、今からできることを紹介します。

 


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四方田 拓 院長
四方田 拓 院長

四方田 拓 院長

●2004年 日本歯科大学歯学部入学
●2010年 日本歯科大学歯学部卒業
●同年 日本歯科大学附属病院にて研修医
●2011年 日本歯科大学附属病院総合診療科入局(防衛省共済組合歯科室に2年間出張)
●2017年 日本歯科大学附属病院退職
●2017年 飯田橋内科歯科クリニック勤務
●2018年 同院院長就任
●2019年 飯田橋内科歯科クリニック退職


医院名:不動前さくら歯科クリニック
所在地: 〒141-0031
東京都品川区西五反田4丁目29-14 2F



 

 

Contents

子どもの歯をむし歯にさせないための3つのポイント

子どもの歯をむし歯から守るポイントは大きく分けて3つあります。

 

【ポイント1】食後の歯磨き習慣


子どものころから「食べたら磨く」を習慣にするようにしましょう。
お口の清潔を保ち、健康な歯を維持することは成長期の子どもにとって、とても大切なことです。
歯磨きはお口のケアの基本ですから、歯磨き習慣はしっかり身につけるようにしましょう。

 

3歳を過ぎるころから、不十分ではあるものの、一人で歯磨きができるようになるお子さんがいらっしゃいます。
けれども、お子さん自身だけではお口の汚れを落とすことは難しいでしょう。
一人で磨こうとするお子さんの意思は尊重しながら、最後は保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。
できれば永久歯が生え揃う小学生までは、仕上げ磨きをするのがおすすめです。
毎食後はできなくても、寝る前の歯磨きだけでも磨いてあげましょう。

 

仕上げ磨きは、

・毛先を歯の面にまっすぐあてる
・軽い力で小刻みに動かす

ことに気をつけて磨いてください。

 

【ポイント2】ダラダラ食べをしない

食べものや飲み物はダラダラと口にせず、時間を決めて摂取するようにしましょう

 

人のお口は普段は中性ですが、食べものが入っている間は酸性に変化します。
酸性になると、歯の表面からエナメル質が溶け出す「脱灰」が起き、むし歯になりやすくなるのです。

 

お口に食べものが入っていない状態を一定時間保っていると、唾液の働きでお口の中は中性に戻ります
そして、脱灰で溶けだした成分が再び歯に戻る「再石灰化」が起こります。
この「脱灰」と「再石灰化」がバランスよく働くことで、むし歯になるリスクを下げることができるため、食べる時間を決めてダラダラと食べないようにしましょう。

 

これは、飲みものも同じことがいえます。
ジュースやスポーツドリンク、砂糖が入ったコーヒーや紅茶などをダラダラと飲み続けていると、むし歯を引き起こす原因になります。
常に飲みものを口にするときは、水やお茶を選ぶようにしましょう。

 

【ポイント3】砂糖の摂取量を減らす


むし歯菌は糖分をエサに歯を溶かす酸を作り出します
糖分の中でも砂糖が大好物ですので、砂糖の摂取量をできるだけ減らすように心がけましょう。

 

おやつに食べるお菓子などは、自然な甘みを味わえる野菜や果物などがおすすめです。
毎回のおやつにそのようなものを用意するのは大変ですので、糖分を抑えた市販のものなどをうまく利用するようにしてください。
また、小さなお子さんの場合、間食は3回の食事では補いきれない栄養を補給するものと考えて、おにぎりやイモ類などの軽い食事を与えるようにしましょう。

 

 

子どものむし歯の進行の特徴

子どものむし歯の進行には、以下の3つの特徴があります。

 

進行が早い

子どものむし歯は、進行が早いことで知られています。
乳歯は永久歯とくらべて薄いため、歯の表面にあるエナメル質が溶け始めると、あっという間に穴があき、内部の象牙質や神経にまでむし歯の感染が広がる恐れがあるのです。

 

白いむし歯がある


また、乳歯には白いむし歯があるので注意が必要です。
一般的にむし歯は茶色や黒色になると思われていますが、乳歯のむし歯は白くなることがあります。
黒くないので気づかれにくいですが、ツヤを失ったような濁った白い斑点ができるのです。
仕上げ磨きをしているときに、そのような歯を見つけたら、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

 

痛みが出にくい

むし歯が悪化すると、冷たいものが歯にしみるなどの自覚症状があらわれます。
子どもは痛みを感じる感覚が発達途中で、痛みがあっても気づきにくい傾向があります。
また、上手に保護者の方に伝えられないこともあるでしょう。
歯に違和感があるようなときも、歯科を受診してください。

 

 

子どものむし歯ができやすい場所

子どもの歯の中でも、むし歯ができやすい場所がいくつかあります。
これらの場所は意識しないと汚れが落とせないため、特に気をつけて仕上げ磨きをするようにしましょう。

 

奥歯の溝

子どものむし歯のうち、8割以上が奥歯の溝から発生しているという報告があります。
歯ブラシが上手に奥歯まで入れられず、複雑な奥歯の溝まで毛先が届かないことが原因です。


(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」) >

 

子ども自身が歯を磨くときには、奥歯まで届くようなヘッドの小さいものを選び、奥歯もしっかり磨くように声をかけるようにしましょう。

 

歯と歯の間

大人の方でも歯と歯の間の汚れを十分に落とすことは難しいとされています。
歯ブラシだけで落とせる汚れは6割くらいだといわれています。


(参考:神奈川県「今日から始めるすき間ケア~毎日のむし歯・歯周病対策~」より) >

 

これらの場所は、歯間ブラシやデンタルフロスなどのデンタルグッズをうまく活用して汚れを除去しましょう。
当院では、お子さんでも使用できるデンタルグッズをご案内していますので、お気軽にお尋ねください。

 

上の前歯


上の前歯はむし歯になりやすいです。
特に裏側は食べものがくっつきやすい場所ですので注意しましょう。

 

上唇の裏側と上の歯ぐきの間には「上唇小帯」といわれるすじがあります。
ここに歯ブラシが当たらないよう、上唇に指を添えて少し持ち上げるようにして、力を入れ過ぎずにやさしく歯を磨きましょう。

 

 

不動前さくら歯科クリニックで行うむし歯予防

不動前さくら歯科クリニックでは、お子さんの大切な歯をむし歯から守るために、お口を清潔に保てるさまざまな予防ケアを行っています。

 

「う蝕(むし歯)予防管理認定衛生士」による予防ケア


当院の歯科衛生士は、日本歯科保存学会の「う蝕(むし歯)予防管理認定衛生士」の資格を持っています。
さまざまな勉強を行ったむし歯予防のプロの証ですので、予防ケアのことならどのようなことでもお尋ねください。

 

また、すべての歯科衛生士が拡大鏡を使用しています。
拡大鏡とLEDライトを一緒に使用することで、さらに視野を明るく保つことが可能です。
初期の小さなむし歯の見落としなどを防ぎ、精密なレベルでお口を診ることができます。

 

フッ素塗布

フッ素塗布には、

・初期むし歯を元の状態に戻す再石灰化を促す
・歯質を強くする
・むし歯菌の活動を抑える

などの効果があります。

 

当院では、高濃度のフッ素(フッ化物)を使用しており、お子さんだけではなく大人の方にもフッ素塗布を行っています。
乳歯や生えたばかりの永久歯などに定期的に塗布することで、むし歯を予防する高い効果が期待できます。
お子さんにはフッ素塗布を無料にて行なっておりますので、お気軽にご利用ください。

 

ブラッシング指導


当院では、お子さんにもわかりやすいように、歯磨きの方法をお伝えします。
子どものころに適切な歯の磨き方を学ぶことで、大人になってからも健康な歯を維持できる可能性があります。

 

また、保護者の方に対しても、仕上げ磨きを効率よくできるようなアドバイスをしています。
「仕上げ磨きをイヤがる」「仕上げ磨きのコツを教えてほしい」などのお悩みは、当院の歯科衛生士までご相談ください。

 

 

歯医者デビューもおまかせ!お子さんのむし歯のことなら当院までご相談を


お子さんの歯科治療は、まず歯医者さんに慣れることから始めるようにしましょう。
歯が生えてくる6ヶ月ごろが「歯医者デビュー」におすすめのタイミングです。
人見知りが始まる前から歯科に通院することで、スムーズに歯医者に通えるようになります。

 

初めての歯医者が「むし歯の治療だった」ということになると、歯医者に苦手意識を持ってしまう恐れがあります。
「むし歯にならないように予防ケアに通う」習慣を身につけ、段階を踏んで少しずつ歯医者に慣れていきましょう。

 

東急目黒線「不動前駅」徒歩から1分、東急バス「不動前駅入口」から徒歩3分の歯医者「不動前さくら歯科クリニック」では、お子さんのペースに合わせて歯をむし歯から守る診療を行っています。

 

歯の診療を通じてお子さんの健やかな成長をサポートしますので、お子さんのお口のことなら当院までご来院ください。
当院は、お子さんも保護者の方も笑顔で通院できるようスタッフ一同心がけています。
ご都合のよい時間帯でご来院いただけるよう、土曜も18時半まで診療しており(2024年2月現在)、平日はお忙しいお子さんや保護者の方も通いやすい環境を整えています。


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